中秋節、ムーンケーキ@クラシックベークハウス

 

秋の半ば、中秋にあたる旧暦の8月15日、家族で集まり名月を愛でながら、秋の収穫をお祝いする中華系の人々の伝統的な行事、中秋節(Mid-Autumn Festival)。今年は新暦の9月24日が中秋の名月にあたる(満月を見れるのは翌日の25日)。中秋節は、旧正月の春節に次いで中国第2番目の伝統的な祝日。そしてこの時期に食べるのが、月餅。地域によっても異なるが、小豆やタンファン(アヒルの卵の黄身)が丸ごと1個、クルミや松の実などのナッツ類をぎっしり詰めた焼きタイプが一般的だが、ここ数年は、チョコレート味やチーズ味、生タイプなども人気がある。生タイプは、冷蔵庫や冷凍庫で保存する冷たい月餅で、ピンクやオレンジ、ライトグリーンやラベンダー色で見た目も華やか。どちらのタイプの月餅も、アジア系のスーパーマーケットのレジ近くやホテルなどで購入できる。この月餅は、家族で食べるだけでなく、友人やお世話になっている方への贈り物として、祝福の意を表すそうです。

 

 

 

ムーンケーキ@クラシックベークハウス

中秋節といえば月餅。定番の焼きタイプより生タイプが好きな私としては、この時期になると、食べたくなる。焼きタイプはアジア系のスーパーマーケットなどで購入できるが、生タイプの販売場所は限られていて、ここ数年のお気に入りのお店が、甘さ控えめのパン屋さん、クラシックベークハウス。日本人の口に合うと言うか、独特な味わいが少ないように感じる。生タイプは冷凍で販売されているので、早速お店の冷凍コーナーへ。定番のドリアン、マンゴーもいいが、始めてみるパイナップルとココナッツ餡入りを購入してみた。自宅に持ち帰った頃にはちょうど解凍されており、食べごろの状態。早速、いただく。口に入れると、外側はもっちりとした食感。やわらかい餅、求肥(ぎゅうひ)、大福の皮に似ている口ざわり。餡は、パイナップルとココナッツの香りが強くなく、甘さもちょうどいい(アイシングシュガーを乗せたケーキが好きな方には物足りないかも)。この生タイプの月餅は「香港スタイルよ」とお店の人が教えてくれた。なんとなく、リッチになった気分。自分へのご褒美に買いたい逸品。

協力:向陽坊Classic Bake House(http://classicbakehouse.co.nz/

店舗:Auckland Central(Greenlane, Auckland CBD, Panmure)、Auckland North(Northcote, Albany Branch)、Auckland West(New Lynn)、Auckland East(Howick)、Auckland South(East Tamaki, Manukau City)

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