医学部入試にまで拡大する「国際バカロレア」入試

IS AS THE PATHWAY TO ENTER MEDICAL SCHOOL

 

 現在日本国内の大学で、国際バカロレア(IB)のDP資格を持つ学生を対象にした『国際バカロレア入試』が拡大しています。そしてその対象学部は今や、医学部にまで拡大しています。例えば横浜市立大学の医学部では2019年度入試で、IBのDP取得者を対象に国際バカロレア入試を実施しています。定員は2名で、IBDPで39点以上のスコアを持ち、理科や数学の履修を規定数以上済ませた生徒を対象に、書類選考と面接だけで選考します。

 ここで注目して頂きたいのは、医学部を受験するにあたってセンター試験も個別の科目試験もなく、小論文すら課されずに医学部に合格できるという点です。このような優遇を受けられる入試制度が他にあるでしょうか。これはIBの教育レベルがいかに高く、世界的に信頼されているかを示す証拠であり、NZの高校に通っていたとしても、日本で東大と肩を並べる医学部に、日本の受験勉強を一切することなく入学できる道が開かれているということでもあります。

 NCEAは政権交代を契機に見直しが噂されていますが、IBではそうしたしがらみもなく、安心して学習が可能。こうしたシステムの安定性も、IBの魅力の一つです。次回からはIB取得が可能なNZの高校をご紹介していきましょう。

 

Taku Yamaguchi (山口たく):TERRA INTERNATIONAL EDUCATION SERVICES.JNZ(TIES.JNZ/タイズ・ジェーエヌジー)代表。NZ留学&国際バカロレア受験コンサルタント。元名門進学教室塾講師として最難関国公私立中高に多数の合格者を輩出も、受験教育に疑問を持つ。子供の理想教育を求めてNZに教育移住し、現地在住生用のTerra寺子屋塾を開塾。塾天にて国際バカロレア対策や帰国子女向けの指導を実施。現在オークランド在住。二児の父。

著書『学校教育がガラッと変わるから 親が知るべき 今からの子どもの教育(風鳴舎刊)』

Web: https://www.ties-jnz.com/ │ Mail:ties.jnz@gmail.com│Phone: +64 9 555 0758/Mobile: +64 27 513 3430

 

この記事は、ニュージーランドの日本語フリーペーパー「KIWI TIME Vol.102(2018年9月号)」に掲載されたものです。

投稿者: kjadmin