日本語の授業を終えて|UNIVERSITY time

カンタベリー大学の3年生、アリシャさんのエッセイをご紹介

「日本語の授業を終えて」

by Alysha

 

“今年の日本語のクラスには思い出がたくさんあります。同級生はとっても親切で優しいので、いつの間にか友達になりました。テストがあったら、フェイスブックで「今、勉強しよう」とか「みんながんばって」とメッセージを送るし、わからないことがあると同級生が助けてくれました。試験が終わった後で一緒にご飯を食べたりゲームをしたりして、リラックスすることができて、みんな楽しそうでした。先生方は私たち学生一人ひとりを気づかって、いつも面白くて楽しい授業をしてくださるので、たくさん学ぶことができました。日本人との交流の機会もたくさんあったので、私の話す力はとてもよくなったと思います“

◆クラスメイトと共に学び、日本語で話すことを楽しんだことが伝わってきます。カンタベリー大学の日本語コースでは、単語や漢字、文法を学ぶと同時に、日本語を使う機会(learnerからuserへのシフト)を持てるように構成しています。ことばは人をつなぎますが、日本語学習者をつなぐのは他ならぬ、日本語です。日本語を通していろいろな人とつながり、世界を広げていくことを願っています。

 

荻野雅由 :カンタベリー大学人文学部日本プログラム、レクチャラー。ニュージーランド日本研究学会(JSANZ)副会長。ワイカト大学人文学部応用言語学科博士課程修了。博士(応用言語学)。言語習得と日本語教育学に興味を持っています。

この記事は、ニュージーランドの日本語フリーペーパー「KIWI TIME Vol.94(2018年1月号)」に掲載されたものです。

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