昨年の2019年12月以降、COVID-19(新型コロナウイルス)の発生が報告されて以来、日本をはじめとして世界各地から報告が続いている。2020年2月1日に指定感染症に定められたCOVID-19は、発熱やのどの痛み、咳が長引くこと(1週間 前後)が多く、強いだるさを訴える人が多いことが特徴。飛沫感染が主であり、一部接触感染する可能性がある。感染から発症までの潜伏期間は1-14日で平均5.8日と報告されている。
2020年2月2日、ニュージーランド政府は中国本土からの外国人渡航者(中国本土でトランジットした渡航者を含 む)に対する、NZへの入国を制限する暫定措置を発表した。中国本土から出国、あるいは中国本土内で飛行機を乗り換えた外国人の入国を禁止(香港、マカオ、台湾からの出国、あるいは乗り換えは入国制限の対象外)。
2020年2月18日、ニュージーランド保健省(Ministry of Health)は、COVID-19に対する対応について、クルーズ船ダイヤモンドプリンセス(Diamond Princess)からの14人のニュージーランド人の安全な帰還と管理が主な懸念であると述べた。陽性反応であった2人は、日本の横浜市の病院で治療、家族も一緒に滞在。そして8人は、14日の検疫期間はファンガパラオアレセプションセンターに滞在し、経過を見ている状況。また、カンボジアに入港したクルーズ船ウェステルダム(Westerdam)に乗っていた16人のNZ人に対しても、予防処置が必要であるとも述べた。
現時点ではNZでの感染例は確認されていないが、引き続き関係機関から最新情報を入手するようにしていただきたい。また、洗っていない手で目や鼻、口などに触れない、体調が悪い場合は休暇を取れる職場の環境作りへの取り組みも推進していただきたいと思う。
日本国内の状況:厚生労働省は、2020年2月21日付で、79例の患者と14例の無症状病原体保有者が確認されていると発表。内訳は、患者79例(国内事例69例、チャーター便帰国者事例10例)、無症状病原体保有者14例(国内事例10例、チャーター便帰国者事例4例)、うち日本国籍67名、調査中10名。
詳細や最新の情報は:
・ニュージーランド保健省(Ministry of Health): https://www.health.govt.nz/
・ニュージーランド移民局(Immigration New Zealand ):https://www.immigration.govt.nz/
・世界保健機関(WHO): https://www.who.int/
・厚生労働省(日本): https://www.mhlw.go.jp/
COVID-19の相談窓口-電話番号
0800 358 5453(24時間対応、土日、祝日含む)