帰国子女受験の選択肢を広げる国際バカロレア

 

前回、理系の大学に進学するためにはNZの高校で実施されているNCEAのMathやScienceの学習では不十分であるとお話ししました。ただ誤解して頂きたくないのは、NCEAの学習レベルが日本のものと比べて劣っていのではなく、学び方や方向が大きく異なるので、対応できないということです。現実には、日本の通信添削やオンライン講座で学習するか、参考書を買って独学する生徒が多いようです。

ただNCEAの学習に加え、日本の受験学習もすることは決して容易ではありません。そこで私がオススメしているのが『国際バカロレア=IB』なのです。IBでディプロマを取得できると、帰国試験受験で「数学」や「理科」の試験科目も免除され、面接と小論文だけで受験出来る場合も少なくないのです。

これはIBの学習内容が世界中で信頼されているからに他なりません。またIBはNCEAの代わりに選択可能なので、IBの学習に集中すればよく、受験との二重勉強の手間も省け、成績アップも測りやすいでしょう。

次回はこうしたIBの可能性と、日本におけるIB受験の内容について、もう少し詳しくお話ししたいと思います。

 

Taku Yamaguchi (山口たく):TERRA INTERNATIONAL EDUCATION SERVICES.JNZ(TIES.JNZ/タイズ・ジェーエヌジー)代表。NZ留学&国際バカロレア受験コンサルタント。元名門進学教室塾講師として最難関国公私立中高に多数の合格者を輩出も、受験教育に疑問を持つ。子供の理想教育を求めてNZに教育移住し、現地在住生用のTerra寺子屋塾を開塾。塾天にて国際バカロレア対策や帰国子女向けの指導を実施。現在オークランド在住。二児の父。

著書『学校教育がガラッと変わるから 親が知るべき 今からの子どもの教育(風鳴舎刊)』

Web: https://www.ties-jnz.com/ │ Mail:ties.jnz@gmail.com│Phone: +64 9 555 0758/Mobile: +64 27 513 3430

 

この記事は、ニュージーランドの日本語フリーペーパー「KIWI TIME Vol.101(2018年8月号)」に掲載されたものです。

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