2011年2月22日のカンタベリー地震から早くも3年が過ぎ去りました。月日の経つのは早いですね。その後、地震の追悼式典で、クライストチャーチ出身の世界の歌姫、ヘイリー・ウェステンラが、「アメイジング・グレイス(Amazing Grace)」を歌い上げました。あまりにも有名なこの歌は、イギリスの牧師、ジョン・ニュートン作詞の賛美歌です。同名の映画をはじめ、数々の映画やドラマで歌われ、ヘイリーの「アメイジング・グレイス」は、日本のテレビドラマ「白い巨塔」の主題歌にもなりました。奇しくも、この地震では、カンタベリー・テレビ(CTV)ビルにて、日本人看護師が何人も亡くなっています。かつてCTV記者が、路上パフォーマンスをしていたヘイリーに目を留め、その後CTV出演を機に一躍彼女はスターダムに登って行きました。そして2013年、ヘイリーは同じくこの式典に出席していた英国王子ウイリアムとケイト妃の息子、ジョージ王子のために、「やすらぎのハッシャバイ(Hushabye)」をリリースしています。「Hash a Bye」とは、「しっー、静かに」+「おやすみなさい」というような意味なんですよ。
It’s been already 3 years since Christchurch Earthquake. A Christchurch-born, world famous singer Hayley Westenra sang Amazing Grace at the earthquake memorial ceremony.
Amazing grace how sweet the sound
アメイジング・グレイス、何と甘美な響きであろう
That saved a wretch like me!
私のような悲惨な者を救ってくださった!
I once was lost, but now am found
かつて、私はさ迷い道を踏み外したが、神に見つけられ
Was blind, but now I see.
かつては盲だったが、今は見ることができる
‘Twas grace that taught my heart to fear.
神の恵みが私に畏怖の念を教えた
And grace those fear relieved;
そして、神の恵みが恐れからの開放を教えてくれた
How precious did that grace appear,
どのように素晴らしい恵みが現れただろう
The hour I first believed.
私が初めに信じた時に
我等(がとう)あり:美大時代に映像制作を学び映画にはまる。
この記事は、ニュージーランドの日本語フリーペーパー「KIWI TIME(2014年3月号)」に掲載されたものです。