これから年末年始にかけて、日本へ一時帰国する方が増える時期になります。しかし、東日本大震災やカンタベリー地震などの巨大地震発生のリスク、津波や洪水、台風などの自然災害に不安が高まるばかり…。一時帰国する前に、しっかり対策ができていますか。今回は、SNSを活用した災害時の情報収集など、知って安心の防災マニュアルをお届けします。
国や自治体は、大震災などの災害に関しての災害対策に力を入れてきています。しかし、一人ひとりに十分な救済をすることは難しいのが現実です。最終的には自分で備え、対策を取ることが重要になってきます。災害が起こると、人はどうしてもパニックに陥りがち。でも避難場所や連絡先メモなどを事前に準備しておけば、緊急時にも落ち着いて行動することができます。まだ準備はしていないという方も、この年末から防災の準備を始めましょう。
1:懐中電灯やラジオ、笛(スマートフォンでも代用可)、2:マスク、3:携帯電話の予備バッテリーや充電器、4:水(500m)、5:除菌できるウェットティッシュ、6:救急医療品や薬など
災害時は不安やストレスとの戦いです。少しでも元気が出るアイテムを準備しておきたいもの。また、季節に合わせた簡易カイロや冷却タオルを追加するなど、自分だけの「避難アイテム」を準備しておきましょう。「避難アイテム」は、半年に1度は必ずチェックをして、交換を。
1:水を3日ヶ分(6L)、2:食料3日ヶ分(缶詰など)、3:ヘルメット、4:下着や靴下などの着替え、5:現金、7:防災毛布や寝袋など
すぐに持ち出せるように、玄関付近に保管を。浮き輪の代わりにもなる小さめのスーツケースなどがベスト。その他、救急医療用品や薬、携帯トイレ(店によって異なるが、⒊50ドル前後で購入可能)、メガネやコンタクトレンズ用品(必要な方)など
災害時の情報収集や連絡手段としての役割が見直されてきたソーシャルネットワーキングサービス。事前に登録するなどして、いざという時に慌てないようにしよう。災害時、確実で信頼できる情報を、冷静に判断できるようにしておきたい。
ツイッター:被害状況の把握や情報収集、知りたい場所の名前などのキーワードをハッシュタグで探すことができる。
・首相官邸(災害情報)@Kantei_Saigai
・総務省消防庁 @FDMA_JAPAN
・厚生労働省 @MHLWitter
・地震速報 @earthquake_jp
・ハッシュタグ 安否確認(#anpi)、避難情報(#hinan)、地震速報(#地震速報)などが代表的
フェイスブック、ライン、インスタグラムなど:つながっている友人や知人との状況確認や情報の共有などに活用することができる
Hazard Map
国土交通省が運営する、ハザードマップポータルサイト(https://disaportal.gsi.go.jp/)。各市町村が作成したハザードマップへ移動、閲覧できる
Apps
・ホイッスル:S.O.S.緊急ホイッスル(iOSデバイス向け)、ホイッスル on Android
(iPhone/Android)
・ラジオのradiko.jp(株式会社radiko)
・NHKニュース・防災(NHK)
・防災情報 全国避難所ガイド(1st Media Corporation)
・Yahoo!防災速報(Yahoo Japan Corp.)
・goo防災アプリ(提供元:NTT Resonant Inc.)
Memo
・怪我や意識を失った時のために、自分の名前や血液型、既往症などを記載しておく
・消防署や警察、水道電気などの連絡先を記載しておく
・自治体のホームページで、ハザードマップなどを確認しておく
ホテルや避難所での生活は不安やストレスがたまるので、いつも着用している部屋着などを一緒に持参するといいかもしれません。また周囲の人と声を掛け合って一緒に移動するようにし、絶対に一人で動かないようにすることが大切です。