IBとNCEAの選択 ①

これまでIBのシステムについて概観してきましたが、では高校卒業資格としては結局、NCEAとIBDPではどちらがいいの?という疑問を持たれている方もいらっしゃることと思います。そこで今回は、NZの高校でNCEAとIBDPのどちらを選ぶべきかついてお話しします。

まず先にお話ししたいのは、どちらのシステムが優れているかという視点で選ぶべきではないという点です。どちらを選んでも、メリット・デメリットがそれぞれあります。大切なのはNCEAとIBDPのシステムを理解した上で、進路とお子さんの適正に合わせて選択することです。

ではどんな生徒がNCEAとIBDPそれぞれに向いているのでしょうか。簡単にお話ししていきましょう。

まずはNCEAからお話しします。NCEAは自分の好きな科目を集中して取ることができる点が特徴です。特定の科目が苦手でも、自分の得意を伸ばしていくことにフォーカスできるので、何かの専門家になるには有利かもしれません。また将来の仕事に直結する実践的な科目もあり、すでに特定の進路が見えている生徒には向いているでしょう。

一方でNCEAのレベルは世界的認知度は高くはないので、海外進学にはあまりアドバンテージはありません。また学習科目に偏りを持たせると、将来の進路選択が難しくなることもありますので、注意が必要です。

Taku Yamaguchi (山口たく):TERRA INTERNATIONAL EDUCATION SERVICES.JNZ(TIES.JNZ/タイズ・ジェーエヌジー)代表。NZ留学&国際バカロレア受験コンサルタント。元名門進学教室塾講師として最難関国公私立中高に多数の合格者を輩出も、受験教育に疑問を持つ。子供の理想教育を求めてNZに教育移住し、現地在住生用のTerra寺子屋塾を開塾。塾天にて国際バカロレア対策や帰国子女向けの指導を実施。現在オークランド在住。二児の父。

Web: https://www.ties-jnz.com/ │ Mail:ties.jnz@gmail.com│Phone: +64 9 555 0758/Mobile: +64 27 513 3430

著書『学校教育がガラッと変わるから 親が知るべき 今からの子どもの教育(風鳴舎刊)』

この記事は、ニュージーランドの日本語フリーペーパー「KIWI TIME Vol.108(2019年3月号)」に掲載されたものです。

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