IBとNCEAの選択 ②

前回の記事では、IBとNCEAの選択の視点として、まずNCEAについてお話ししましたので、今回はIBについて簡単に説明したいと思います。

こう聞くとIBを選択するよりもNCEAを選んだ方がいいように思う方も多いかもしれません。実際にIBは大変だからという理由でNCEAを選ぶ方も少なくありません。しかしIBには以下の2点について、NCEAよりも有利だと言えます。

自分の好きな科目を集中して取ることが出来るNCEAに対して、IBは原則として文学・言語・数学・理科・社会・芸術の6教科のすべてを履修することが要求されます。またTOKやCAS、EEといった特別カリキュラム(詳しくは下記の拙書をご覧下さい)も必修となっており、NCEAと比べると広い範囲の学びが必要です。また、各科目が扱う幅や深さもIBの方が多いため、学習量も多くなります。

1点目は進路の幅が広がる点。その理由は、IBがリベラルアーツ的な科目横断型学習を行なっていることです。IBでの幅広い学びは、どの進路に行っても通用する普遍的スキルを育成します。2点目は海外進学に有利な点。IBは海外の有名大でも高評価を得ているので、進学時にアドバンテージがあります。

ただし学習量が多いので、自己管理スキルの低い学生には向きません。お子さんの性格に合わせて選択したいものですね。

Taku Yamaguchi (山口たく):TERRA INTERNATIONAL EDUCATION SERVICES.JNZ(TIES.JNZ/タイズ・ジェーエヌジー)代表。NZ留学&国際バカロレア受験コンサルタント。元名門進学教室塾講師として最難関国公私立中高に多数の合格者を輩出も、受験教育に疑問を持つ。子供の理想教育を求めてNZに教育移住し、現地在住生用のTerra寺子屋塾を開塾。塾天にて国際バカロレア対策や帰国子女向けの指導を実施。現在オークランド在住。二児の父。

Web: https://www.ties-jnz.com/ │ Mail:ties.jnz@gmail.com│Phone: +64 9 555 0758/Mobile: +64 27 513 3430

著書『学校教育がガラッと変わるから 親が知るべき 今からの子どもの教育(風鳴舎刊)』


この記事は、ニュージーランドの日本語フリーペーパー「KIWI TIME Vol.109(2019年4月号)」に掲載されたものです。

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