Intermediate選択の注意点 (2)

今回は前回に引き続き、Intermediate選択の具体的視点についてお伝えしたいと思います。

Intermediateは通常、Primaryの延長で進める学校(Full primary)と、2年間の独立した学校の2種類があります。

Full Primaryの場合は学校が変わらなくていいので、下に兄弟がいる場合などは便利ですが、High Schoolへの橋渡し期間を過ごす場所としてはあまりお勧めできません。というのもHigh Schoolからは急にExamも始まって「本格的な学習モード」に入るので、Intermediateはそれに向けた準備期間となり、学習姿勢はもちろんのこと、Intermadiate生としての自覚を持つことも重要となるのですが、Primaryと同じ環境だとその自覚が持ちにくいのです。何となく今までのまま2年間を過ごしてしまうとHigh School入学の環境変化に戸惑い、適応するまでに長い時間がかかる場合もあります。

また学校間で教育力に大きな差がある事にも注意が必要です。NZの学校間格差は日本のそれとは比較にならず、その影響で子供のその後の成長に大きな差が生じることもあります。学校選択は親の責任と考え、しっかりリサーチして選びたいものですね。

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この記事は、ニュージーランドのビジネス系無料雑誌「KIWI TIME Vol.111(2019年6月号)」に掲載されたものです。

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