担保で注意、違法建築編

違法建築というと、自分には関係ないと思われるかもしれませんが、ニュージーランドでは結構多いので、注意が必要です。

この国はD.I.Y.が盛んですので、自分で改築する人も多く(注1)、その分、問題がある家も多くあります。プロを使っている場合でも、シティーカウンセルの許可を受けずに勝手に改築した場合、これは違法建築になります。こういった物件を購入してしまうと、以下のような問題が後々出る可能性がありますので、お気をつけください。

  1. 家の保険に加入できない可能性があります。申告せずに加入しても、クレームの時に違法建築であったことが分かれば、保険がおりない場合があります。
  2. シティーカウンセルから、元に戻すように言われる可能性があります。勿論自身のコストで。
  3. カウンセルの許可を後から取ろうとすると、かなりの金額がかかり、改善を言い渡されることがあります。
  4. 家の売却時に買い手に敬遠されたり、思う金額で売れなかったりする可能性があります。

自分自身の心の平穏の為にも、健全な家を選ぶことをおすすめします。

注1:今は、法律で自分で出来る範囲が決められています。

※この記事は情報提供を目的としたもので、全ての方へのアドバイスではありません。個人的案件など置かれている状況が異なりますので、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。

この記事は、ニュージーランドの日本語フリーペーパー「KIWI TIME Vol.95(2018年2月号)」に掲載されたものです。

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