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二重螺旋の恋人

 

二重螺旋の恋人

(L’Amant double [仏]、Double Lover [英])

 

ハリウッド大作が続き、ちょっと食傷気味といったところ、フランス映画界の鬼才、フランソワ・オゾン監督の新作「二重螺旋の恋人(L’Amant double[仏]、Double Lover[英])」がュージーランドにお目見え。オゾン監督本人は自身も認める正真正銘のゲイながら、“女”を描くことに関してはまさに天才で、主人公・クロエ演じるマリーヌ・ヴァクトがヨーロッパ的で実に美しい。それもそのはず、まだ十代の頃からルイ・ヴィトン、イヴ・サンローランなどの広告塔を務め、オゾン監督の新たなミューズとして抜擢された初主演作「17歳」が2013年のカンヌ国際映画祭で公開された際には、”カンヌの夜に咲いた昼顔”と、往年のカトリーヌ・ドヌーヴと比較される佇まいが絶賛された。売春を繰り返す17歳の名門高校生を演じた「17歳」から5年の歳月を経て、私生活では一児の母となったマリーヌが、今作では、容姿は瓜二つだが性格が正反対の双子の精神分析医と禁断の愛に堕ちていく様を熱演し、「17歳」の少女と大人の女のはざまから、成熟した女へと見事に脱皮した。うすら寒く陰鬱とした日々が続くニュージーランドの冬、ヨーロッパ映画特有の、独特で過激なエロスの精神世界へあなたも堕ちてみませんか?本作は残念ながらR18指定のため、未成年の若者たちはしばしお待ちを。

 

我等(がとう)あり:美大時代に映像制作を学び映画にはまる。今はなきミニシアターに足繁く通い、又、近所のマニアックなレンタルビデオ屋の常連となり、ビスコンティ、フェリーニ、グリナーウェイ等を次々に制覇。好きな映画は「地獄に堕ちた勇者ども」「ひまわり」、好きな俳優は、マルチェロ・マストロヤンニ。

この記事は、ニュージーランドの日本語フリーペーパー「KIWI TIME Vol.100(2018年7月号)」に掲載されたものです。

 

 

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