カペナウム(Capernaum)

日本はもちろん、遠いNZでも、年末年始にかけて、日産自動車の元CEOのカルロス・ゴーンの逮捕劇が巷を賑わしている。この事件をきっかけに、カルロス・ゴーンがレバノン出身だということを知った人もいるのでは!?あまり馴染みのなかった遠い中東の異国のレバノン。意外や意外、正真正銘のアラブ世界だと思っていたら、人口の95%をアラブ人が占めながら、人口の40%がキリスト教徒だったり、フランス語が準公用語的な地位を占めフランス語圏に分類されていたり、自国の人口よりも多い600万から700万人ものレバノン系ブラジル人が存在したり。そんなレバノン出身で、「世界で最もパワフルなアラブ人100人」で、女性のトップ5に選出された、女性映画監督ナディーン・ラバキーの作品「カペナウム(Capernaum)」が、2018年のカンヌ国際映画祭で見事、審査員賞を獲得し、今、海を越えて遥か彼方のニュージーランドの銀幕にやって来た。いまだに古いしきたりや考え方にとらわれている人が多く暮らす中東では、自由にものを言うことはおろか、両親に口答えするなど以ての外だ。しかし、ベイルートの漁村を舞台に、社会の底辺で暮らす12歳の少年ゼインは、親から生き方を押し付けられることに怒りを覚え、両親に訴えようと反抗を繰り返し、ついには、親相手に訴訟を起こす・・罪状は、「自分を産んだこと」!みんなも反抗期に、「何で産んだんだ!」、「勝手に産んだくせに!」などと、親相手に毒づいた経験があるかもしれない。子供たちをはじめ、素人キャストの演技が、涙と感動を誘うこと請け合い。

この記事は、ニュージーランドの日本語フリーペーパー「KIWI TIME Vol.107(2019年2月号)」に掲載されたものです。

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