日本語を学ぶ

カンタベリー大学の学生Jaredさんのエッセイをご紹介

「日本語を学ぶ」

“7 年前に妻と初めて日本に行った時「ありがとう」などの簡単な言葉しか知りませんでした。それから自分で日本語の勉強を始めました。

妻が日本へ帰っていた数年間は、インターネットなどで日本語を勉強してみましたが、モチベーションを持ち続けることが難しかったので、大学に入ることにしました。1学期が終わるころには、ひらがなとカタカナの読み書きができるようになりました。それから私は、妻と一緒に日本に2年間住みました。聞くことは上手になりましたが、読み書きは全然上達しませんでした。

ニュージーランドに戻ってから、大学で日本語の勉強を再開しました。流ちょうに話せるようになるにはまだまだ勉強が必要ですが、自分なりに日本語の学習を続けていきたいと思っています。日本に住んでいても、ニュージーランドに住んでいても、家族と日本語できちんと話せるようにがんばるつもりです。私も妻も、大人になってから第二言語を習得するのは難しいことを経験したので、子供には外国語を学習する機会を与えたいと思っています。”

ニュージーランド人と日本人の国際カップル、夫婦、家族の間で常につきまとう家庭内言語の問題。子どもはどの程度まで日本語レベルを上げる必要があるのか?あるいは、ニュージーランドでキウィとして育てる以上、日本語力上達はそれほど重要ではないのか?正しい答えがないこの問題、解決は夫婦間や、家庭におけるお互いの文化面の理解や相互の歩み寄りが必須となってきます。Jaredさんの「日本語を学びたい」という気持ちが、きっと家族の絆を強くし、お子さんの母語に対する思いを育んでくれることでしょう。

荻野雅由 :カンタベリー大学人文学部日本プログラム、レクチャラー。ニュージーランド日本研究学会(JSANZ)副会長。ワイカト大学人文学部応用言語学科博士課程修了。博士(応用言語学)。言語習得と日本語教育学に興味を持っています。

この記事は、ニュージーランドの日本語フリーペーパー「KIWI TIME Vol.93(2017年12月号)」に掲載されたものです。

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