注目の国際バカロレア

2020年以降の教育改革で始まるアクティブラーニングは、まだ緒についたばかり。どうやって進めていったらいいかについては、現場の先生たちも暗中模索状態が続いています。

そんな中、アクティブラーニングの世界標準として世界140カ国以上の4800校を超える学校が採用している、国際バカロレアという教育システムに今注目が集まっています。日本の大学入試でも「国際バカロレア入試」が新設され、各地で次々と新しい国際バカロレア校が誕生中です。

国際バカロレアは1960年代にスイスで始まった教育で、当初はインターナショナルスクール卒業生に、世界中で通用する高校卒業資格を与える目的で始まった教育です。全人教育を掲げ、グローバルな人材を育てる教育法は世界中で受け入れられ、その後50年で世界の一流大学までもが採用するようになりました。ニュージーランドでも2つの公立を含む全13校で採用しています。NCEAの代わりにYear 12から2年間学習して資格取得ができるので、日本への帰国子女受験を検討している方も、是非一度国際バカロレアを検討されることをお勧めします。次回は国際バカロレアのシステムについて、もう少し詳しくお伝えします。

Taku Yamaguchi:TERRA INTERNATIONAL EDUCATION SERVICES.JNZ代表。NZ留学&帰国子女IB教育コンサルタント。元名門進学教室塾講師として御三家中や最難関国公私立高に多数の合格者を輩出も、受験教育に疑問を持つ。子供の理想教育を求めてNZに教育移住し、現地在住生用のTerra寺子屋塾を開塾。塾天にて国際バカロレア対策や帰国子女向けの指導を実施。現在オークランド在住。
Phone : 027 513 3430
この記事は、ニュージーランドの日本語フリーペーパー「KIWI TIME Vol.97(2018年4月号)」に掲載されたものです。
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