30代からのゴルフは、
頭をフル回転させて楽しむ!
「どうすればゴルフが上手くなりますか?」。ニュージーランドでゴルフをしている方と話をすると、そのような話題になります。プロゴルファーのような豪打を飛ばせなくても、ピン絡みのアイアンショットが打てなくても、楽しめるのがゴルフの魅力です。ゴルフ天国といわれるニュージーランドのゴルフ環境を通じて、より楽しく、より上手くなるアイデアを、アマチュアの立場から全12回にわたってお話します。
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第1回は、アマチュアとして数々のプロトーナメントで優勝した球聖とよばれるボビージョーンズの言葉から。「ゴルフは、体力よりも主として耳と耳との間のものによってプレーされるゲームである」。つまり、頭で考えましょうということですね。もちろん、頭を使わないスポーツはありませんが、ゴルフは、相手の力量に関係なく、自分のショットだけでスコアに直結するという点が特徴です。自分の考え方しだいで、スコアが上下します。では、ゴルフ上達のために具体的に何を考えれば良いのでしょうか?
まず直近5ラウンドのスコアカードを振り返り、スコア90なら、打数90がどのように分散されているかを見直します。ドライバーで何打/フェアウェイウッドは何打/アイアンショット/100ヤード以内/50ヤード以内/30ヤード以内/バンカーショット/パッティング(5ヤード以上)/パッティング(1~5ヤード)/パッティング(1ヤード以内)。その数字から、どの分野が得意なのか、不得意なのかが分かります。まずは、現状の実力を俯瞰的に考察してみることが上達の一歩です。スコアカードを記録していない方は、次回のラウンドから、スコア内容を振り返られるようにメモしてみましょう。新しい気づきがあるはずです。
次回は、グリーンまわりのアプローチを考えてみます。
ニュージーランドゴルフナビゲーター
佐井恭司(さい・きょうじ)
2006年からニュージーランド居住。日本からのゴルファーやニュージーランドでゴルフをはじめたビギナーの方に、ニュージーランドでの魅力あるゴルフ体験を紹介しているアマチュアゴルファー。NZハンディキャップ3.4。
【連絡先】 021-0696-476/info@nzgolfcourse.com
【ウェブサイト】 nzgolfcourse.com
この記事は、ニュージーランドの日本語フリーペーパー「KIWI TIME Vol.102(2018年9月号)」に掲載されたものです。