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オリエント急行殺人事件

43年のときを経て再びあのミステリーの傑作が「オリエント急行殺人事件」

ジョニーデップ、ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ミッシェル・ファイファー…

前作に引けを取らない顔ぶれがそろう。

古典推理小説の金字塔、アガサ・クリスティの「オリエント急行殺人事件(Murder on the Orient Express)」が、ケネス・ブラナー監督・主演のもと、43年の時を経て再び映画化された。

最初の映画化は1974年。映画化を躊躇したクリスティを、なんとエリザベス女王の従兄弟である製作プロデューサーのジョン・ブラボー卿が説き伏せて映画化に漕ぎつけたという裏話がある。そして見事、かのイングリッド・バーグマンが3度目のアカデミー賞を受賞し、興行的にも大成功を収めた。バーグマンをはじめ、アルバート・フィニー、ローレン・バコール、ショーン・コネリー、アンソニー・パーキンズなど豪華なキャスト陣も話題となった。

そして今回の映画化でも、ジョニーデップ、ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ミッシェル・ファイファーと前作に引けを取らない顔ぶれがそろい、それだけで映画館に足を運ぶ価値あり!

クリスティ作品でお馴染みのエルキュール・ポアロは、イスタンブールで豪華寝台列車のオリエント急行に乗り込み、ヨーロッパへの帰途に就く。一等車両には、さまざまな身分や国籍が異なる、目的地以外には共通点のない乗客たちが乗り合わせていた。途中、悪天候の雪の中、立ち往生してしまった車内で、いわくありげなアメリカ人大富豪のエドワード・ラチェットの刺殺体が発見される。いよいよ名探偵ポアロの腕の見せどころだ! イギリス人俳優ケネス・ブラナーが、あの悪の強いベルギー人探偵のポアロをどう演じるのか、見ものだ。

なお、歴史の遺物と思われがちなオリエント急行だが、ストラスブール・ウィーン間が廃線になったのは、2009年のことである。

この記事は、ニュージーランドの日本語フリーペーパー「KIWI TIME Vol.92(2017年11月号)」に掲載されたものです。

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