3月の全校集会で校内読書感想文優秀者の表彰を行いました。優秀作品の中から、小学部2年中島歌音さんの感想文を紹介します。
優秀賞 『ばあばは、だいじょうぶ』
カンタベリー補習校 小学部2年 中島 歌音
「私がこの本をえらんだ理ゆうは、お母さんにすすめられたからです。 その理ゆうは、私にも日本のおばあちゃんがいるのと、お母さんがおじいちゃん おばあちゃんのおせ話をしていたからです。 私は、この本を読んでかなしくなりました。この本に出てくるばあばが、色々なことをどんどんわすれてしまうびょう気になってしまったからです。お母さんは、「みんながわすれてしまうわけではないけど。」と言うけど、私のおばあちゃんも私のことをわすれてしまうのかも、と思ったからです。 この本に出てくるつばさくんは、ばあばが少しずつ色々なことをわすれてしまい、 おこったり、ばあばのへやに行かなくなったりしちゃうけど、それはきっと、つばさくんが ばあばのことを大すきだったからだと思います。私も、おこったり、へやに行かなくなるかも知れないけど、おばあちゃんのことは大すきだからです。だって、少しずつわすれてしまう前までにしてもらった、たくさんのうれしいことや、やさしかったことばをわすれないからです。 もう一つ思ったことは、ばあばはやさしい人だと思いました。それは色々なことをメモしていたからです。きっと、大切な人のことをわすれないように思ったのと、 わすれてめいわくをかけたくなかったからだと思います。 ぜったいにいやだけど、私のおばあちゃんが、ばあばと同じびょう気になったら、たくさんのメモを書いてもらえるように、思い出をいっぱい作りたいです。」
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カンタベリー補習授業校 荒井 秀典
この記事は、ニュージーランドの日本語フリーペーパー「KIWI TIME Vol.109(2019年4月号)」に掲載されたものです。