インド人も替え玉を使った?恐怖の電話面接?

今年6月に永住権申請が却下されたインド人の訴えが、移民保護裁判所で棄却された。申請が却下された原因のひとつが、永住権申請の4年前、学生ビザを申請しているときに、移民官との電話面接で替え玉を使った疑いがあったためとされている。インド人は英語がペラペラなイメージなので、替え玉?という点は置いといて、、この電話面接というのが中々の曲者。

技術移民永住権では、ほぼ100%の可能性で、短期ビザ申請でも電話やたまに職場まで来て直接、面接することすらある。私の永住権申請の時は、45分の予定のはずが、最終的に倍の1時間半かかった。また、本物で安定した関係かどうか、そして英語力を測る目的(と推測される)で移民官と話した嫁はたったの15分だった。

以前移民局に問い合わせた時に伺ったのだが、この電話面接では質問のフォーマットなどは存在せず、移民官の裁量で必要と判断された質問を何でも聞いてよいとのこと。だから、本当に親子関係にいるのか確認するために、自分の息子がワクチンを打った日を教えて下さいなんて質問も実際されたそうだ(Sharmia, 2019)。麻疹が流行っていることと関係しているかもしれないが。

ビザ申請者は、面接中に移民アドバイザーか弁護士を同席させる権利を持っているので、面接が心配ならば、弊社に限らず、移民アドバイザーを雇うのもいいと思う(残念ながら、クライアントが雇用主の場合はその権利は明記されていない)。

また、面接の対策だけでなく、移民局へ提出する資料のチェックもしてくれるので、ビザ申請前から雇うことを強くお勧めする。

本コラムは法的助言を目的としたものではありません。

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