ニュージーランドで事故対策
前回に引きつづき、自動車保険と事故対策についてお話します。
ニュージーランドでは、人身事故に対してはACC(Accident Compensation Corporation)と呼ばれる国の保証システムが適応されますので、各自が加入する自動車保険は、主に対物に対応してます。ただ困ったことに、この自動車保険に加入していない車が少なくありません。
前回ご紹介した「Third Party」や「Third Party + 火災・盗難」保険の場合でも、保険会社によっては、無保険車との事故の際、相手に責任があると認められた場合に限り、ご自身の車両のダメージを補償してくれる保険(金額上限有り)もありますので、事前に確認しておくことをお勧めします。
そのほか、個人的に準備しておいた方がいいのは、ドライブレコーダー(車載カメラ)の搭載です。
特にニュージーランドでは、けが人が出ない事故の場合、警察が現場に来てくれることが少なく、後になって、有責を判断する事が難しい場合があるので、ドライブレコーダーで記録していると状況証拠に役立つ場合があります。
また、事故が発生した場合は,パニックになってしまうこともあると思いますが、けが人が居る場合は救急車を呼び、相手の
- 車種・モデル・色
- 登録番号
- ダメージの具合(写真)
- 免許証(写真)
- 住所
を記録しておくことが、非常に大切です。
村東みやこ:ニュージーランドクラシック代表。2006年より、クライストチャーチにて中古車・クラシックカーの輸出入と、修理・車検(WOF)のサービスを承っている。┃ Imports Exports Classic cars┃New Zealand Classic Cars┃W:nz-classic.com
この記事は、ニュージーランドの日本語フリーペーパー「KIWI TIME Vol.99(2018年6月号)」に掲載されたものです。