リーキーハウス・シンドロームについて(後編)

リーキーハウス(Leaky House)は、少しずつ水が侵食、木が腐る、黒カビが生えるなど家の内側から悪化していくので、多くの方が問題に気付くのは築10年以上してからです。壁を剥がさないと分からない事が多いので、分かった時には相当ダメージが大きくなっていることも少なくありません。見た目には分からなくても、壁の内側の黒カビが家の中の空気中に舞い、健康被害をもたらす事も少なくありません。

問題は、リーキーハウスと知らないで購入してしまう場合です。プラスターの家でしたら、明らかに注意をすると思いますが、外壁だけをWeatherboard(写真参照)に張り替えて売りに出している家がたくさんあります。私が家探しをした2012年、2016年に100軒以上のオープンホームに行きましたが、こういった家がかなりの数ありました。不動産会社は「聞かれたら真実を話さなければいけない」ので、必ず自分から「オリジナルでWeatherboardなの?」と聞くようにしてください。何度もオープンホームに通っていると家の形からなんとなく分かるようにもなってきます。

また、ニュージーランドでよく言われているのは「烙印(Stigma)」です。リーキーハウスであれば勿論ですが、そうでなくてもプラスターの家というだけで、買い手が寄りつかず、売るに売れない、思った値段で売れないという将来的なリスクがあります。それでもプラスターの家を購入される方は、購入前のビルディングチェック、特にモイスチャーチェックは入念に行うようにおすすめいたします。

※この記事は情報提供を目的としたもので、全ての方へのアドバイスではありません。個人的案件など置かれている状況が異なりますので、専門家のアドバイスを受け取ることをおすすめします。


この記事は、ニュージーランドの日本語フリーペーパー「KIWI TIME Vol.94(2018年1月号)」に掲載されたものです。

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