日本語を学ぶ

日本語の力を伸ばすために、日本の大学に留学する学生も少なくありません。ニュージーランドからの留学生の目に、日本の風景や生活はどのように映るのでしょうか。カンタベリー大学の提携大学に留学したゼアさんのエッセイと写真をご紹介します

日本への留学

ゼア

“私は、去年早稲田大学に1年間留学をして、色々な経験をすることができました。夏と冬に、山形にある山寺に行きました。夏に訪れた時も綺麗でしたが、冬に山寺を訪れた時は雪が降っていて、何も聞こえず、静かで美しかったです。山寺のお坊さんは数珠を使い、御朱印帳を通して私達の幸福と健康を祈ってくれました。本当に感動しました。

年末は、友達の家族と過ごしました。お正月はみんなでおせち料理を食べてから、一緒に初詣に行きました。そのお寺の参道には、たくさん綺麗な店と面白い屋台があって、焼き芋羊羹とゆず団子を食べました。あんこが入っているおにぎりも食べました。面白い味でした。

帰国前に、栃木の和菓子屋で練り切りの作り方を教えてもらいました。その和菓子屋さんは40年ぐらい和菓子の仕事をしているそうで、とても上手でした。色々な話ができて本当に楽しかったです。帰国してもう2ヶ月が経ちました。いつか日本に戻って、もっと旅行したいと思います。“

 

荻野雅由:カンタベリー大学人文学部日本プログラム、レクチャラー。ニュージーランド日本研究学会(JSANZ)副会長。ワイカト大学人文学部応用言語学科博士課程修了。博士(応用言語学)。言語習得と日本語教育学に興味を持っています。

この記事は、ニュージーランドの日本語フリーペーパー「KIWI TIME Vol.98(2018年5月号)」に掲載されたものです。

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