「先輩・後輩セッション」の感想

カンタベリー大学の日本語コースでは1年生(初級)と3年生(中級後半)の学生の交流授業「先輩・後輩セッション」を行っています。このセッションでは日本語を使ったコミュニカティブ・アクティビティをしますが、日本語の学習方法を1年生が3年生にインタビューするタスクも取り入れています。セッションに参加したベン君の感想を紹介します。

 

 

「先輩・後輩セッション」の感想

 ベン

 

先輩・後輩セッションに参加するのは少し緊張しましたが、1年生と話しているうちに、いろいろなことを思い出しました。例えば、私が日本語を勉強し始めた時、とても難しいと思ってあきらめかけたことなどです。しかし、勉強すれば勉強するほど日本語が面白くなって、いつのまにか日本語を勉強することが楽しくなりました。

1年生の一人が「漢字が苦手です」と言った時に、僕は「その気持ちは分かる」と返事をしました。「日本語で一番難しいことは何ですか」と1年生に聞くと、多くの1年生が「漢字」と答えました。そこで漢字の勉強の仕方などを教えてあげました。初級の日本語学習者と漢字や文法などについて話すのはとても楽しかったです。

 

荻野雅由 :カンタベリー大学人文学部日本プログラム、レクチャラー。ニュージーランド日本研究学会(JSANZ)副会長。ワイカト大学人文学部応用言語学科博士課程修了。博士(応用言語学)。言語習得と日本語教育学に興味を持っています。

この記事は、ニュージーランドの日本語フリーペーパー「KIWI TIME Vol.101(2018年8月号)」に掲載されたものです。

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